何かが在ることを既に知っている

私たちの日常には、意識と無意識が存在します。しかも、意識の割合は1割以下、氷山の一角に過ぎないとされています。逆に言えば、実に多くの無意識によって、様々なことがコントロールされているということになります。

 

無意識は、心臓が動いたり、呼吸をしたり・・・といった身体の生理機能だけでなく、私たちの感情の動きや行動様式にも影響を与えると言われています。生まれてから今までに経験した全ての体験によって、私たちの大切な価値観や意思決定の方向性が形作られているのです。

 

「答えはあなたの中にある」

 

コーチングを学び始めた当初、この言葉に出会いました。初めて聞いた時には、全く意味が分かりませんでした。なんとなく、コーチとしての役割を放棄しているような、責任転嫁しているような印象すら受けてしまったことを覚えています。

 

しかし、学びを深めていくなかで、ある時ふっと気付いたのです。私たちは自らの欲する「何かがそこに在ることを既に知っている」と。自分にとって大切な物事、譲れない価値観、進みたい方向性は、普段言葉にしたことがなかったとしても、自分と向き合って自身の内面を探っていく中で、顕在化出来るものである、と。

 

セッションを通じて無意識が顕在化され、気づきが生まれていく様子を何度も見てきました。その気付きを新たな指針として次への一歩を踏み出していく、そんな瞬間を共有できることは、コーチとしての至上の喜びです。

 

 

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直感を解き放つ瞬間。目の前に広がる世界。

未知への第一歩をもう踏み出している。

スローモーションでゆっくりと、弧を描くように。

 

この先に何があるのか。

どんな出会いが待っているのか。まだ分からない。

けれど、そこに何かが在ることを既に知っている。

 

眩い光が降り注ぎ、体中が満たされていく感覚。

こぼれる笑顔。溢れる涙。大切な人と分かちあう喜び。

全身の細胞が打ち震えるほどの感動を味わう。

 

生きていこう。

世界にただ一人のユニークな存在として。