青空、満開の桜、菜の花の黄色いカーペット。レトロな小湊鉄道の車両。海と山の幸を同時に楽しめる絶好のロケーション、養老温泉。今年もこの時期に、ふるさと納税の感謝券を使って大多喜町へ行ってきた。
養老渓谷駅からは、バスで手打ち蕎麦ゆいさんへ。バスの運転手さんに行先を伝えると、(バス停ではないのに)お店の前で降ろしてくれるのが嬉しい♡そして、この時期ならではの、春の山菜や筍と使った天ぷらに、丁寧に作られた十割蕎麦の組み合わせは誠に絶品。今回もじっくりと堪能させて頂いた。
その後は、宿泊予定の滝見苑へ。チェックインは15時からということで、荷物を預けて系列の温泉施設「ごりやくの湯」へ(宿泊者は無料で利用可)。800mほどの道をゆっくりと歩いていくと、道路横に並ぶ満開の桜が美しい。木曜日の雨で水量が増えた粟又の滝(=養老の滝)も細い白線を幾重にも重ねたような美しい流れを見せてくれた。のどかなこの景色。ほかにすれ違う人もなく、ただただ、ゆったりとした時間が流れていく。
「ごりやくの湯」では桜を見ながら、露天風呂を堪能。付属のレストランではちみつソフトクリームを味わう。温まった体に冷たく濃厚な甘さが心地よい。蜂蜜もソフトクリームも原材料が地元産のものというのが、また嬉しかったりする。
15時過ぎにはお宿に戻った。お部屋のベランダ部分に設置された広めのお風呂で、掛け流しの温泉を楽しむ。ここの泉質は長く入っても疲れにくく、1時間でも2時間でも気持ち良く入っていられるのが特徴。浸かりながら、体の芯まで温まり、全身が弛緩していくのを実感する。至福の時間・・・。
帰り道には、直売所やまびこに寄るのがオススメ。大多喜町名産の筍をはじめ、各種山菜や野菜、名物のお花模様の太巻き寿司などが販売されている。特にこの時期の筍はエグミが少なく、糠を使ってアク抜きする必要がないぐらいの真っ直ぐな美味しさ。皮を数枚剥いて水洗いしてから、ラップしてレンジでチン。アルミホイルに包みかえてトースターで焼くと、とうもろこしのような甘い香りと味が立つ。これまでの人生で経験したことのない味。そして、香り。今までの筍は何だったんだ~~~!と叫びたいぐらい(笑)。この時期、大多喜町で採れた筍のホイル焼きでしか味わいない感動。機会があったら、是非。オススメです!!!
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