「自分ルール」を少しだけ変えてみよう

好きな人。好きな食べ物。好きなファッション。

朝起きたら一番にすること。

出掛ける時に、どちらの足から靴を履くか。

いつも乗る電車。座る席。立つ場所。

 

私達はそれぞれの中に「自分ルール」を持っている。

好き、心地よい、気持ちいい・・・と感じられる物事を選択し、

嫌い、気持ち悪いなどといったネガティブな感情を避ける傾向にある。

ある時は意識的に、ある時は無意識のままに。

 

「自分ルール」は誰にでも備わっている。

けれど、その内容は人それぞれ。

あなたと誰かのルールがぴったり合致するのは、とっても稀なこと。

誰かにとっては当然のことが、

あなたには非常識に見えたりするかもしれない。

二人の「自分ルール」が、どこかで何か違っていて、

そのギャップが一定以上になると、

誰かが当然と思っていることを、

許せないと感じてしまうかもしれない。

 

でも。ちょっと立ち止まって想像してみよう。

二人の「自分ルール」にギャップが生じている状態を。

あなたが当然と思っていることを、

誰かが非常識だと感じているかもしれないことを。

 

次に、もし「自分ルール」の枠組みを少しだけ広げてみたら、

どんな変化が生じるか想像してみよう。

自分だったらこうするから、あなたもそうするべきでしょ、

という「自分ルール」に基づく期待を横に置いてしまったら、

それまで非常識と感じていた誰かの言動が、

気にならなくなったりしませんか?

私とは違うけれど、その人にはその人なりの「自分ルール」があったのね、

だから、そういう言動になってたのね、と。

 

ちょっとだけでもいいので、自分の価値観や判断基準、

行動ルールの枠組みを広げて、

周囲の言動を少し客観的な立場から眺めてみると、

意外と別の風景が見えてくるかも。

心が楽になりますよ♡