グラン・ローヴァ物語

お友達に貸してもらった「グラン・ローヴァ物語」。全4巻。


『世界中の賢者が集うはるかな東の学舎、そこで与えられる最高の称号、グラン・ローヴァ。そんな恐れ多い存在の端くれを自称するニセ賢者のサイアムは、村の人々を騙して、食事と宿にありつく日々を送っていた。そんなある日、村の近くまでグラン・ローヴァが来ているという話を聞いたサイアムは、グラン・ローヴァを追い返そうと画策するが、出会ったのはグラン・ローヴァのイメージとはかけ離れたふざけた老人で…?そんな彼に気に入られ、共に旅することになったサイアムだが…!?(以上、ebook.japanより)』


何と言ったらいいのか分からないけれど、すごい読後感。友情や愛情、人間の性(さが)や命に対する考え方、自然との共存から超自然まで、色々なテーマが織り込んである。哲学的な側面も多く、完成度が非常に高い。


もっと早く出会っていたら・・・と思いつつ、でも、今だからこそ感じられることもあるのかなぁ、なんて思ったり。とにかく面白く、色々な意味ですごい本。まだ読んだことのない方は是非!!