ポジティブ心理学の産みの親の1人であるマーティン・セリグマン博士 は、『あなたにしかない強みや調書を、自分よりも大きな何かに捧げるために使いなさい("Use your signature strengths and virtues in the service of something much larger than you are.” )』と述べている。
セリグマン博士は、「3つの幸せな生き方(Three "Happy" Lives)」について説明していく。曰く、①快楽の人生(Pleasant Life)、②充実の人生(The Good Life)、③意味のある人生(Meaningful Life)の3つである。
①はポジティブなことをたくさん見つけて楽しく過ごすこと。ただ、博士によれば、何をポジティブと感じるかは実は遺伝性の部分が大きく、また、ポジティブな感情には慣れが生じやすいという欠点があると言う。
②は時間を忘れるぐらい夢中になれる何かを見つけ、ポジティブな感情を追及すること。仕事や趣味、家事、育児など、夢中になれる何かに没頭する。集中力の流れ(フロー)を活用し、何も感じないほどの強烈な集中状態に入っていくイメージだ。
そして③は、自分の長所を知り、それを生かして意味のある人生を送ること。自分よりも大きな何かのために、自分の強みを捧げる生き方だ。
博士によると、①による幸せは人生の満足にはほとんど影響がないとのこと。②は強い影響があり、③には最も強力な影響が認められたという。そして、3つ全てが揃った時、あなたの人生には、3つの総和よりも大きな幸せが訪れるという。
なお、米・ペンシルベニア大学公式ウェブサイトである「Authentuc Happiness」では、自分に特徴的な強みを知るための無料診断ツール「VIA-IS」を受講することが出来る。日本ポジティブ心理学協会のHPにもリンクがあるので、ご興味ある方は是非お試しを。
http://www.jppanetwork.org/viais.html
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